副医院長ブログ

子供の顔面の外傷①

今回は子供の話をします。

ちっちゃい子供でよくあるのが、顔面を打撲することです。

受傷時の意識の有無、頭痛、健忘、吐き気、知覚障害の有無について確認し、それらの症状があれば

まず脳外科等の病院の受診をしてください。

そのような症状がなく、口の中に異常があれば歯科に受診してください

傷をおった際に歯が抜けている時は、水で洗わず、牛乳につけて歯科医院に急いで受診してください

(生体のPHに近い液体は牛乳です。水で洗うと抜けた歯にダメージを与えてしまします)

口腔内の粘膜が損傷すると出血します。

出血は口の中は唾液に混じって多く見えるので、(ドクドク出血しなければ)焦らず対応してください。

 

僕らが聞くことは、①以前にも歯を打撲したことがあるか?

         ②歯並びの感じ、噛み合わせの感じが変わったか?

         ③噛んだ時の痛みがあるか?

などを聞きます。

次にレントゲンを撮影して、歯の状態、骨の状態を確認します。(歯が折れたり、歯の周りの骨が折れたりすることもあるからです。)

骨が折れてる場合、激しい出血がある場合は、必要に応じて急いで口腔外科に紹介になると思います。

そうでなければ歯科で十分対応できると思います。

焦るとは思いますが、落ち着いた対応を心がけましょう。

 

 

         

       

寺島歯科医院

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